自分に自信がない人は、「あいつが怒らせるようなことをしたから」と考える

他人の言動によって、簡単に心が揺れ動かされてしまう人は、他人に対しての要求が多くなります。他人の1つ1つの動きが、自分の感情の動きに直結しているので、相手に「ああしてほしい、こうしてほしい」という期待が大きくなってしまうのです。他人に自分のことを悪く言われたら、自分の心が動揺してしまうので、「お前ら、俺の悪口を言うんじゃないぞ」といったプレッシャーをかけたりします。他人に褒められていないと不安になってしまうので、自慢話ばかりをすることで、「私は尊敬される存在なのよ」といったアピールをするのです。

他人の言動の影響を受けやすい人は、「自分の心が乱れてしまうのは、自分に自信がないからだ」などとは考えません。自分が不機嫌なのは、あいつのせいだ、自分が怒ったのは、あいつが悪いからだなどと、自分の感情が乱れる原因は他者にあると信じているのです。自信のない夫は、自分が出世できないのを、妻のせいにします。「君がやさしくしてくれないから、労ってくれないから、仕事を頑張ることができないんだよ」などと言ったりするのです。自分の問題の責任を、相手に押し付けてしまい、自分と向き合おうとしないのです。

自分を大切にすることに慣れていない

自分に自信がないとは、自分のことを信頼していないということです。自分を認めることができないので、その心の空虚感を他人からの評価によって埋めようとします。親や上司に認めてもらえるようなことを優先し、自分がやりたいと思ったことを自分にやらせてあげることに、意味がないと感じてしまうのです。

誰にも褒められることはないけど、自分はこれを好きだと思うからやるんだ、というのがないのです。また、誰にも気づかれないところで、社会貢献になることや、自分の心にとって良いことをしようと思うこともありません。自分に自信がない人は、他人の評価につながらない行動を起こすことに空しさを感じるのです。

だから、「自分はこれをやりたい」を思ったことを、自分にやらせてあげることができません。絵を描きたい、旅行がしたい、ちょっと贅沢をして美味しいものが食べたいなどと思ったときに、「でも、そんなことをしてもいいのだろうか?」という不安がつきまとうのです。自分を大切にする、自分のために行動をするといったことに慣れていない、ということです。

まずは、自分自身から信頼されることが大事

自分に自信がないと、他人の評価が気になるようになります。他人の言動によって、自分の気分が左右されてしまうので、相手に対する要求が多くなります。「もっと褒めてほしい、もっと尊敬してほしい」「傷つくことを言わないように、気を遣ってほしい」などとプレッシャーをかけるようになり、周囲をギスギスさせてしまいます。また、自分の不機嫌を誰かのせいにすることで、人間関係を壊してしまうこともあります。

そうならないためには、自分のことを信頼できるようにならなくてはいけません。自分のやりたいことをやらせてあげる、自分の好きなことをさせてあげることで、「自分は自分の願望を叶えることができるんだ」という信頼感を積み重ねていくのです。自分にやりたいことをやらせてあげることで、自分を満足させることができるようになります。すると、だんだんと他人の評価が必要なくなっていきます。他人に対しての要求が減っていくので、人間関係もよくなっていくということです。

自分に自信がないのなら、他人から認められるのではなく、まずは自分自身から信頼されるような行動を起こしていきましょう。自分で自分のことを支えられるようになれば、他人にどう思われようが関係なくなるはずです。そのために、自分を大切にすることを優先する、自分が向上するための行動を起こす、ということに少しずつでも慣れていってほしいと思います。